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25、ボディ マインド スピリット

二つの大切なことの内一つは、『感情の決壊は、普段使えていない身体の場所を使うから効果があるのだ』ということ。
私自身が体験して得たことでもあり、正直に言えば、感情をあらわにすることにどこか照れくささを隠しきれない私が、身体に関連づけて導き出したこととも言える。

もう一つの大切なことは、『これが正解なのだろうか』ということ。
世の中には、すぐ泣く人はたくさんいる。
カタルシスの涙が問題を解決してくれるなら、これほど便利なものはない。
私は、そういう質の涙の一方で、何も手放さずに、何も学ばずに生きてきた人をたくさん知っている。もちろん変わった人もいるが…
私自身、この問題で何度も絶望と諦観と希望の涙を流してきた。
何度もがっかりさせられた症状の変遷を振り返れば、この涙は正解なのか…と考えてしまうのも仕方がない。
どこまでも猜疑心の強い私だった。

ともあれ、この感情の決壊がどう現実に反映されるのか?
そして、『正解』というのは、『父の感情』という意味でも当たっているのだろうか?ということだ。
よしんば当たっていたとして、その感情を私がどうしたから、喉に違和感を生じたのか、そこらへんの今につながるプロセスがわからない。

『スリー イン ワン コンセプツ』は、『Body』と『Mind』と『Spirit』の3つを統合することから名付けられたと聞く。
ある種の感情を伴って傷となった体験が、脳や身体に記憶され、それが考え方のクセや行動パターンになり、無意識、無自覚のうちに繰り返してしまい現在の問題を生み出す。
声をBodyとすると、私のインナーチャイルド クロスはMind、父の感情というのはMindよりさらに深くSpiritにつながるものなのかもしれない。

正解であれ不正解であれ、このセッションが導火線となり、今までとは違う質の感情に突き動かされたのは事実だ。
そのことは素直に受け止め、残りのセッションを受けようと思った。

そして、これは、その時というより後になってから思ったことだが、私はのぞきたかったのかもしれない。
きっかけは発声障害で、そこから遡っていってたどり着いたところだけれども、もしかしたら、どこかで、どんな問題でもそこに行き着くことを薄々感じていたのかもしれない。
だから、一度はのぞいてみたかったのだ。
そして、のぞいたからには、無駄にしたくなかったのだと思う。
あれは何だったのか、その後の私がどうなったのか、確認せずにはいられないのだ。
だから、こうして20年近くの歳月を経て振り返っているのだ。

このあとのセッションでは、喉の違和感を『こわばる感じ』と言う言葉に置き換えて、その言葉に関係する出来事まで年齢を遡っていった。
つい数年前の出来事に行き着く。
もっと高い確率で合致する出来事があったという。
さらに遡る。
筋反射は、9歳の私が感じたこわばりと言っている。
すんなりと思い当たることに行き着く。

階下では、言い争う大人たちの声がする。
子供部屋の弟が泣き出しそうにしている。
大丈夫だと、弟を寝かしつけようとする私がいる。
切り取った写真のように私の脳裏に焼き付いているシーンだ。
そして、それから何十年も経って、母から聞いたことにその思い出は重なり、さらに鮮明な映像を映し出す。

その頃、離縁も考えた母は、私と弟にそのことを告げたという。
行っちゃイヤだと泣いて、自分も一緒に行くという弟。
その時私は、私はここの子だからここにいる。お母さん、行っていいよと言ったそう。
自分がいなければ、母は自由になれると感じたのだろうか?
筋反射では、それが『こわばる感じ』の背景にある出来事だと言っていた。

セッションでは、さらに9歳の私を追っていく。
学校から帰る途中、一人で畑仕事をしている母の姿を見つけると、なんだかせつなくて悲しい気持ちになる。
家族の問題は、自分も抱えなければならないと感じている自分。

その後、母は家に留まったが、来る日も来る日も愚痴を聞かされ続けた。
思春期を過ぎた頃には、愚痴が始まったら寄り付かないという術を心得たが、9歳の私が思ったことは、自分が早く自立して母を自由にしなくちゃいけないということだった。

このことだったのかと、お背後さまの言葉がストンと心に落ちてきた。
『あなたは、自分が何とかしなくてはいけないと思っている。
親の人生は親のもの、他人の人生は他人のもの。
わめこうが泣き叫ぼうが、あなたが背負う必要はない。
生き仏にでもなるつもりか?それはある意味不遜なことだ。
あなたはあなたの人生を生き、謳歌するために生まれてきたのだ』

まったく違うアプローチで交わった過去の出来事とそこから派生した感情。
『こわばる感じ』に結びつく事柄をリアルに思い出し体験し直したあと、ファシリテーターは、その元になっている感情を解放するべく誘導していった。



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